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わたしが殺された理由 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ア 13-1)

帯に「全米を驚愕させた輪廻転生ミステリ」とあって、
「彼女は彼に生まれ変わった。殺人犯を見つけるために」
と書いてあります。

「輪廻転生ミステリって何?!」と、またまた近所の本屋さんで購入して
参りました。はい、只今ひとり海外ミステリフェア実施中でございます。

ある場所に容疑者の身柄を引き取りに行った二人の警官。
ひとりは若い男、もうひとりは50歳を目前にした女の警察官。
その場所で、33年前に起こった殺人事件があり、その事件に興味を示す男の警官。
昔のことなのに、始めてくる場所なのに、知るはずのない人の名前や
場所のことを徐々に思い出して・・・・

という、輪廻転生デカと更年期障害デカの異色ミステリでございます。
男の人が主人公ではなく、女の人が主人公なんですね。
こんなとんでもないストーリーですが、展開が見事で、大いに笑い、大いに共感し、
楽しく読書できました。
歯に衣着せぬ物言いの主人公クインのなんと爽快なこと。
更年期まっただなか、冷めかけた夫婦関係、夫の浮気を疑いウツになったり・・・
そんな中年女性の心の叫びを、ジメジメではなく、強く明るく叫んでます。
オッドという若い男性警官も、やさしくて素敵。
クインとオッド、すばらしいコンビ。
いいなぁ、ぜひとも続編が読みたい!
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連れていって、どこかへ

評価:
ローレン ケリー
早川書房
¥ 735
(2006-02)
近所の本屋さんは商店街の中の、海外の作家コーナーに
なぜかリリー・フランキーが置いてある、小さな本屋さんだ。
そんな本屋さんで、予備知識をあまり持たない海外の作家作品を買うという
ちょっとした冒険(?!)をやってみた。

「連れていって、どこかへ」
私の願望そのままな題名。
最近のわたし、気分転換の範疇を超え、いざ現実逃避の世界へ・・・

が、ちょっと怖かった。
心理サスペンスと書いてあるとおり、先を読まないと安心できない。
描写がとても映像的で、サスペンス映画を見てるような気分になった。
すこし実感が伴わないけど、主人公の部屋にストーカーが入り込んでて
その痕跡を見つけてゆく場面は、背筋が寒くなった。

過去のフラッシュバックを多用して、5歳のころの主人公が見ていた場面から
事件の本当の姿が見えてくると、なんとなく犯人が見えてきて・・・
最後はやるせない気分に・・・どよよよん(曇)になりました。

もうちょっとさっぱりするのを、次はがんばって探そっと。
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ゲド戦記 1 影との戦い (ソフトカバー版)

評価:
アーシュラ・K. ル・グウィン,Ursula K. Le Guin
岩波書店
¥ 1,050
(2006-04-07)
ついに、ゲド戦記を読み始めてしまいました。
どどーんと、映画化が決まってから、買っておいたセットを!

アーシュラ・K=.ル=グウィンは、「闇の左手」が面白くて
そのあと「辺境の惑星」と、もうひとつ続けて読んだ覚えがあります。
なので相当ウキウキしながら、お酒好きな方がとっておきの一本の封を
開けるときと同様の気持ちで読み始めました。

おぉ、読み始めると止まらない。

魔法使いゲドの若いころのお話ですが、若いころには犯しがちの過ちを
彼も起こすのです。
ファンタジーといえばファンタジーですが、
若かりしころの過ちとは、実際、誰にもあることだし、
ゲドの場合は、命にかかわる、そして世界が混乱をきたす大規模なことですが、
自分の人生において過去を振り返って、穴があったら入りたかったこととか、
あともうちょっとで振込み詐欺にだまされそうだったこととか、
ひじょーに至極些細なことと同様にして
(次元が低すぎてすみません)
置き換えて読み進めると、哲学書のようでもありました。

本書のなかで、いちばん好きな、そして心に刻みたい一文。

すべてをひっくるめて、自分自身の本当の姿を知る者は自分以外のどんな力にも利用されたり支配されたりすることはない。

もう、だまされないわよ。架空請求!(※そういう物語ではありませんが・・・)

もっと私も精神的に強くなりたいなぁと、あんたはいったい何歳なん?という
思春期の子どもじゃあるまいし、な感想を持ちました。
しばらくゲドとともにアースシーの世界を旅します。
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あっかんべェ一休 (上)

マンガだけど、読書にいれちゃおう。

私たちがイメージしているとんち小僧、一休さん。
その生涯を描いた、ひとりの人間としての一休さんのマンガです。
とんち小僧だったのは、ほんの子どもの時のこと。

悟りとは、この世とは、自分とは。
探求し続けるさまが崇高の極みでございます。
それが、どうして晩年には愛人をもつお坊さんになったのか・・・

あぁ、はやく下巻を仕入れて、読ませて欲しいです。アマゾンさま。
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犬は本よりも電信柱が好き (吉野朔実劇場)

書評本好き!大好物!。
「お母さん」に「お父さん」続いて買った本。
ですが、内容がいまひとつな気がしました。
今回は、そそられる本がなかったなぁ。
出会った時期の感じかたにもよるので、なんとも言えませんが・・・

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三月は深き紅の淵を (講談社文庫)

読んでいる端から誰かに話したくなりました、この小説。
あぁ、これなのか、恩田陸さんのチカラって。すごい!そして、かっこいい!
この構成力、このエンターテイメント性。
今まで読んだ本から、ワタシが掴み損なっていた魅力が、ここにいっぱい詰まってます。
そいで、恩田陸さんは本当に本が大好きなんだなぁ〜ということが伝わってきます。

この小説は「三月は深き紅の淵を」という、謎の本をめぐる小説です。

あんまり言わないほうが、読みすすめていくのに楽しみですよね。
とりあえず、「黒と茶の〜」と「麦の穂〜」を読むのが今一番の楽しみです!
(「黒と茶の〜」のあらすじを読んで総毛立ちました)
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アイの物語

評価:
山本 弘
角川書店
¥ 1,995
(2006-06)
ロボットのお話、そして、豊崎さんが泣いた、ときいてガゼン読みたくなった本。
別々に発表した短編を、ひとつのお話としてまとめあげる素晴らしさ。
短編もまたそれぞれに読ませてしまう。
(わたしにとって)かなりの分厚さですが、一気に読みたくなる。
実際、ぐいぐい読んでしまう。
秋の夜長にはぴったりの本です。
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夜のピクニック (新潮文庫)

二日にわたって夜通し行われる歩行祭、というのを聞いて、すぐさま
S・キングの「死のロングウォーク」を思ったのですが。

「死のロングウォーク」というのは、アメリカとカナダの国境から
100人の少年たちが南に向かってあるく、ただひたすら歩く。
しかし、規定速度に達してない、または歩けなくなったものは
警告を受け、三回警告されると射殺される。
そして最後の一人になるまで続けられるというS・キングのお話。
これがとんでもないお話なのに、ヒューマンドラマにあふれてて、
ワタシが好きな小説のひとつです。

で、読んだら、全然違いました。そりゃそうですが。
こちらは、ほのぼのしてて、せつなくって、青春だなぁーって。
きれいにお話がまとまっていて・・・
と、今ひとつ、恩田陸さんの魅力が掴みきれてないワタシです。
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葉桜の季節に君を想うということ

現代ミステリーの第一位。なんだそうだ。
んが、もういっかい読まないとわからない(ちゃんとスジがとおってるのか?)
ってところがあって、どんでん返しはどんでん返しでも
こういう騙されかたは好きじゃないワタシは星三つです。
(でも、相当驚かされます)

そして、ちょっと前にフリコメ詐欺に引っ掛かりそうだったので、
このミステリーの本編で繰り広げられる悪徳商法の手口には目を三角にして、
怒りで手を震わせながら読みました。

社会派ミステリーというのですかね。
そういうのがお好きな、そしてビックリさせられたい方は、どうぞ。


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停電の夜に (新潮文庫)

評価:
ジュンパ ラヒリ
新潮社
¥ 620
(2003-02)
かなりいいらしい、と噂に聞いて、だいぶん前にクレストブックで購入。
今夏、読み始めて、紙が黄ばんでいました。熟成(積読)しすぎ。

そして読み終わり・・・・思った。
なんでもっと早く読まなかったんだ!わたし!

短編集。しかも、ひとつひとつがとても魅力的で印象的な。
こんなにも人と人との距離について、思わされるとは!と思った表題作と
ものすごい長編を読んだような気分になる最後の「第三の〜」が好き。
ほかの短編も、かなり記憶に残ってます。

評価が★4つなのは、やはり翻訳もの独特の感じがあるからかなぁ。
ものすごく好き!と手放しではいえないんです。
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